ジェノヴァからアスティまで列車に乗り、そこから先はバスに乗り換えてNeiveまで。なんと列車が途中で止まってしまった。乗務員が慌ただしく後方へ向かっていく。何かあったのだろうか。なんだかきな臭い。と思っていたら乗務員がやってきて窓を閉め始めた。えっ、車両火災!? と驚くが、他の乗客の皆さんは涼しい顔。地元の方の他に私たち以外の観光客も乗っていたけれど、皆さん慌てる様子もない。しばらくして列車は動き出した。ほっ。しかしその分遅れたので、予定していたバスには乗り換えられなかった。念の為とタクシーの運賃を伺う。パス(笑)バス停で時間を調べていたら青色FSのバスが来た。先ほどのタクシーが通りかかり「それそれ、それだよっ」と私たちを促す。いやこんなに早く次は来ないはず。訝しく思いながらバスの運転手さんにお尋ね。やっぱり違ってました。イタリア、変わってないね(笑)バス乗り場近くのバールでビールを飲みながら次発を待つ。小一時間待って無事に乗車。しかし、一つ前のバス停で誤って降りてしまい*、荷を引きながら坂道を倍の時間歩くことに。しかもめっちゃ暑い(涙)ようやく宿泊場所に到着。宿の一階がエノテカ&バールになっていて、今日は宿主のベネデッタさんは不在だけれど、ここのスタッフに諸々申し渡してあるからと事前に親切なご連絡をいただいていた。その通り問題なくチェックイン。安堵安堵。宿は築300年程度のパラッツォを改装したもの。とても素敵。小さな村でのんびりよい滞在になりそうです。
荷解きをして一息ついたらさっそく一階で、飲む。泡と白、バルバレスコの熟成と若いものの飲み比べ。Antipasto Piemonteseというカポナータに似た野菜の煮込みが美味しい!! ワインを頼むとついてくるクラッカーとノチョーラも、気が利いている。
夜は、教えてもらった“Uomo”へ。予約をしていなかったけれど、なんとかテーブルに。人気店。炭火焼きのグラスフェッドビーフが評判のよう。しかし残念、パスタしか食べられず。ワインは一本。今宵はBARBERAな気分。お勧めをお聞きして選ぶ。ワインは、まず残すことはない。足りないことはあっても(笑)さすがワインの聖地、ピエモンテ。小さな村ですが、ワインは大いに愉しめそうである。
*今回の宿、Al Palazzo Rosso Boutique Hotel Neiveの最寄りバス停はNeive Rondo。そのため鉄道駅の最寄り駅AlbaからでなくAstiからバスに乗った(Astiからのバスはここに停まらない)。にもかかわらず間違って一つ手前のNeive bassoで降りてしまうという失態(涙)