Torino 2日目 (2024.07.22 Mon.)

さて、真夏に旅をすることになった深い訳とは(笑)今年はまったくもって不足していたイタリアへがっつり行こうと思っていた。そんな中、パリオリンピックのニュース。なでしこが昨秋滞在したナントで、予選リーグ2試合を戦うとの情報。さらに男子もオリンピック出場を決め、ナントで同じく予選リーグを1試合戦うことに。これは行かない訳にはまいらぬ、と半々の旅で真夏になった次第である。そのためあまりフランスから離れる訳には行かぬ。地図を見ながらあーだこーだと悩み、最後に、ミラノに入りジェノバ→ネイヴェ→トリノ、そしてミラノから飛行機でぴゅっとナントへ飛ぶ。そして帰りはまたナントからミラノへ戻り、帰国の途につく、という旅程で固まった。ミラノからナントまではLCCのeasyJetが直行便を飛ばしている。

そして今、トリノまでやってきて、私たちのイタリアは終盤を迎えているという訳である。昨日の「奇跡の物語」とは、ランチを取ったパスタ屋さん、後から昔のコラムを読んでいて、15年前にそのお店を自分で発見していて、でもお昼ご飯を食べた直後だったので泣く泣くパスタだけを購入したお店だった。それから15年後に、宿泊先のホテルスタッフがリストアップしてくれた数件の中から、最初に見つけることができたお店に入り、とても美味しいパスタに感動し大いに満足。図らずも知らず知らず15年前のリベンジをしていた、ということなのである。気づけよ!と自分にツッコミを入れたくもなりますが、なんたって15年も前のこと。昨日のことだってすでにあやふやな年頃に突入しているのに、思い出せる訳がない(笑)

こんな素敵な偶然があって、俄然トリノが好きになる。今日はバールのはしご。ビチェリンも再び。なんだか変わった? 昔のまんまだね、と感想色々。夜のお店を予約して、ホテルに戻り戻最上階テラスでランチ。軽くと思い頼んだインサラータのボリュームが! やぎが頼んだバーガーのパテうまし。蒸し野菜の付け合わせがたっぷりついていたので、このお皿だけでよかった。しばらくぶりということもあり、ボリュームの最適解を未だ見つけられません。夕方、思い立ってメルカートへ。すでに市場が閉まっている時間にもかかわらず。中途半端な時間なのでフードコートも閑散。最近はメルカート+フードコートが標準なのかしら。ここでもいじましく泡を飲む(ジェノヴァでちょっと痛い目に合ったというのに)

Taverna delle Rose、ホテルスタッフのお薦めリストから。人気店。お昼に予約をしてよかった。タベルナというだけあって昔ながらのとてもいい雰囲気。隣のテーブルでは地元の男性四人が賑やかに。ここなら色々食べられそう! しかし、私のお腹はそれ程空いていなかった。軽くのつもりだったランチに、野菜だからといって、大きな気になりすぎた(涙)という訳でやぎはプリモからリゾット、私はセコンドからトリッパを。トリッパに大きな皮付きャガイモがまるまる添えてあった。崩しながら一緒に食べる。おいしい! ワインはアオスタのLES CRÊTES Petite Arvine、とてもいいワインです。日本ではテラヴェールさんが輸入。トリノは2泊と短い。明日はミラノへ移動。トリノからマルペンサまでその日の内に余裕で移動可能。しかし万が一を考えてミラノ中央駅近くのホテルに一泊。用心深くなったものです(笑)