夏の思い出 (2013.09.07 Sat.)


Photo:翌日撮影のため、色が変わってしまった。昨日はもっと青々としていたのに!

五山の送り火、如意ケ嶽の大文字を見るようになって今年で三回目。最初はまだ引っ越してくる前の2011年8月。すでに今の家を借り始めていたので、送り火に合わせて上洛。まずはご近所の友人宅で合同でわいわい。点火の時間になってから神戸の友人と今の家のベランダへ移動。311で犠牲になった方々を思いながら見た。翌2012年は友人、友人の友人、などなど大人数で持ち寄りフェスタ。そして今年2013年はゲストの数6名とこじんまり。しかし多彩な顔ぶれで今年も楽しく飲んで食べてお喋りしつつ点火を待つ。

ゲストのお一人庭師のY青年が奥様と共に少し遅れてやって来た。その手にはなんとまぁ、清々しい青竹の酒器とぐい飲み。そして日本酒。前にも暮にお手製の花入れを届けてくれ(しかも花まで入って!)感激したけれど、今度もまたなんとも粋な心遣い。

今年の夏には叔母のツレアイ、そして敬愛する陶芸家のD先生が旅立たれた。二人を偲んでお酒を飲む。青竹の酒器に入れられたお酒は「洗われる」というのか、とても口当たりがいい。ぐい飲みも飲み口が柔らかでいつにも増してお酒がすいすい入る。青竹マジック。ちょっとキケン(笑)

Y青年は、まかされている山の手入れに入ったときなどにも、一枝携えてやって来る、ということがあって、嬉しく驚かされる。本当に気持ちのきれいな青年で、よい庭師さんに出合えてよかったとしみじみ思うのです。しかもお若い。お若い、ということは末長くお願いできる、ということで嬉しいのです。余談ですが、同じ事情で新しくお世話になる「先生」も自分より年下で、と思っている。長く長く、お世話になりたいから。

そんなことを考える歳になってしまったのねぇ…