マルサーラには醸造所を改築した大きな博物館があります。2000年初頭に近郊の遺跡群を含め、当時の市政の目玉として再開発したようです。しかし今では荒れ放題、博物館のカタログもなく、貼られているポスターは2003年のまま(涙)。当時と展示品が変わらないのがせめてもの救いです。景気後退でその後の予算が付かず…という雰囲気? それと比較して、マザーラの現市長はアイデアマンのようで、街中の小さな通りの壁に近郊アーティスト作のタイルがずらりと並び、観光客の目を楽しませてくれます(笑)。
ハコモノ失敗の悲劇はイタリアも日本も同じ…
予算が付いた時には盛り上がるも、その後の継続努力はなく、誰も知らない陸の孤島と化する(涙)。