着物好きの友人たちと「大人の社会科見学」と題して、気になっていた竹中大工道具館へ。ここへも行きたい!と言うメンバーの発案で香雪美術館もセットに。開館時間の10時に美術館の待ち合わせ。それに間に合うように早起きして投票を済ませ列車に乗る。JRを使ってしまったので、15分程山の手に歩くことに。山から吹き下ろす風が冷たいの何のって!阪急で最寄りの御影へ出るべきだった、というのは後の祭り。でも気持ちよく晴れて雲ひとつない青空。我慢するのは寒さだけ。がんばれ自分!(笑)
だいぶ早く着いたので、まずはお隣の弓弦羽神社へ。それにしてもこの界隈。なんだかすごいわ!ちょっと別世界。神社にはお宮参りのご家族も。お裏さんの月釜もかかっていた。とても雰囲気がよく気持ちがいい。弓矢に乗る八咫烏さま、というのもクールだわ!
香雪美術館では神様仏様のお導き!とある勉強会で「堅田肩衝」の添幅に書かれた江月和尚の漢詩を読み解いて発表しなくてはならず。香雪美術館行きが決まってから、「堅田肩衝」を調べていてこちらの所蔵と知る(そんなことも知らない茶の湯求道者であります・笑)。もしかして、と期待に胸を膨らませて伺ったら「堅田肩衝」のみか「添幅」も展示されておりました。うっひゃ~!うれしやうれし!!手元にあるのは漢文のコピーのみ。「堅田肩衝」の画像はネットで拾えたものの、「添幅」はまったくヒットせず。本当にありがたくうれしく胸の内で狂喜乱舞。もしや図録に読み下しが掲載されているかしら!?と期待するも、そこまで神様仏様は甘くはありませんでした。それは自分でちゃんとせい、ということですね(笑)
三ノ宮へ移動し本日の幹事Fさんと合流。予約を入れてくれたレストランで贅沢なお昼をいただき(大坂産の猪を食す)、竹中大工道具館へ。香雪美術館も素晴らしいロケーションでしたが、こちらもすばらしい。建物も展示も気合いが入っている。触ったり匂いをかいだりやってみることが出来るので、大人にも子どもにも楽しい。現在はお庭に出ることはできないけれど、春秋年に2回の開放を考えているとのこと。
町へ降りバールで喉を潤して解散。よいモノをたくさん見て、歴史に思いを馳せ、後の時代に思いを巡らす。まさに「大人の社会科見学」という一日に!