恒例イタリアでの遅い夏休み。今年の旅はボローニャから。昨年同様ルフトハンザでフランクフルト経由。快適な旅で、慣れたせいもあるのか、あっという間にフランクフルト着。ボローニャ便へ乗り継ごうとターミナルを移動。途中で、ボーディングパスを落としたことに気づく。自分のではなく、やぎの分。慌てて引き返すも途中くぐった扉が逆へは戻れない仕組み。ふむ、困った。
すると優しそうな空港職員の女性が目に入る。よし!助けてもらおう。訳を話すと「問題ないわよ。パスポートを用意してついて来て~」そして近くにあったマシンでスルスルと再発券。おねーさん、ありがとう!デジタル社会ありがとう!!
無事にボローニャ便へ乗り継ぎ、これまたあっという間に(小一時間)到着。お天気で気温は25度。ちょうどいい。タクシーでホテルへ。これまで二回、旧市街の真ん中に宿を取ったが、今回はちょい離れた場所。とは言え中心部まで、それほど距離はない。メゾネットタイプの部屋で広々。荷物をざっと片付けまだ明るい街へ。
以前よりだいぶ旅行者が増えている。しかし同胞には一度も会わず。空港の待合室で一緒だった団体はひとつ早い便のプラハ行だったし。ざっと見廻したところ、英語圏のツーリストがほとんどで、たまに中国人、といった勢力図。ここ数年、ボローニャがようやく観光に本腰をいれ始めた、という記述をどこかのサイトで目にしたが、それを裏付けるような光景。前来たときは、団体客など見なかったもの。週末と言うこともあるだろうけど、格安航空券の普及も一因かしら。ともかく街に活気があるのはいいことだ。
適当に入ったお店も地元民、観光客、入り乱れて大繁盛。若いカメリエーレのおにーさんたちの仕切りがすごい。ルックアップがみごと。カルチョの試合を見ているよう。テーブルもあっちこっち移動して、臨機応変、ゲストの数に即座に対応。やぎはアサリとムール貝の蒸したもの、私は付け合わせメニューから焼き野菜をアンティパストとして。ワインはグラスの白。ボリュームがあったので、赤ワインとカッフェの追加のみ。結構美味しくてまずまずの滑り出し。ホテルに戻りシャワーを浴びて就寝。