曇り空。しかし晴間ものぞく。どうやら雨の心配はなさそうだ。まずはインフォメーションオフィスへ行こうと広場(Piazza Maggiore)へ向かう。何やらイベントの準備。子供たちの絵が地面にたくさん貼られている。様子を眺めながらオフィスのオープンを待つ。日曜日の今日は10時より。広々とした明るい雰囲気。前からここにあってこんな風だった? 音楽や食などカテゴリー別に分かれて見やすくパンフが並ぶ。いくつかピックアップして二日目のスタート。
Basilica di San Petronioが修復中で残念と思っていたら、なんと登れるようになっていた。書類に居住地など簡単に記入して署名、一人3ユーロを支払い修復中の足場を登る。こんな経験は今だけだろうから、かえってラッキーだった。下から見上げるだけの壁を間近に見ながら「テラス」(Terazza)と呼ばれる場所まで。高さは正直ちょっと中途半端だけれど、広場を真上から見下ろす格好になり、面白い。それにしても素晴らしいアイデアではなかろうか。デメリットをメリットに変えるというか。日本では行政がノーといい、こんなアイデアが実現されることはないだろうなぁ。おそらく。
次に今まで見逃している解剖室へ向かうも日曜日は休館。広場に戻って、バールでひと休み。生ビールの小を二つ。おまけのオリーブがめちゃ旨い。美味しいイタリア料理は日本でも食べられるけれど、このバールでのお楽しみはイタリアならでは。もしかして一番楽しい時間かも(笑)
さてそろそろお昼に向かいましょうとお店の方向に歩き出したらクールなアップルロゴが目に飛び込んで来た。アップルストアだ。まだイタリアでは未発売のiPhone 5を手に店内をウロウロ。ちっ、誰も気付いてくれないよ(笑)それにしてもメジャーになったものだ。感慨深い。
お昼はトラットリアで、燻製したメカジキのアンティパストを一皿。やぎはタリアテッレ、私はラヴィオリで、ボロネーゼ。グラスの白と赤。セミフレッドのドルチェをひとつにカッフェ。グラスで出してくれた白ワインが美味しくてやぎおかわり。ボローニャらしいお昼ごはん。美味しくて満足。
ホテルに戻ってひと眠り。暗くなってから起き出し夕ごはんへ。近くのリストランテで済まそうと思ったら、満席。隠れた名店!?入れないとなると途端に残念な気持ちが募る。それまではここでいいか、ぐらいの気持ちだったのに。そう言えば昨晩も繁盛してたっけ。名前もなかなかセンス良くAl Sangiovese。それではとやはり昨晩大繁盛で気になっていたお店に。店内に席が取れ(タバコがOKの外が大人気)まずは泡とサラミの盛り合わせをオーダー。次に南チロルのリースリングとシルヴァネールを。ワインの品揃えがよく、ほとんどをグラスで飲める(ただし食べるものはサラミや、チーズの盛り合わせのみ)。これは混む訳ね。しかもここ、お会計が自己申告で、ざっくり。これも人気の原因!?(笑)入力のシステムはあるようだけれど… 私はしっかりイラスト入りでメモ。心配しなくていいのよ~とおねーさん。しかーし、やっぱりデータはなく、会計のおにーさんにノートを見せてあげた。17ユーロ。へぇ、やすい!ホテルに戻ってレシートを見たら、白ワイン2杯分(8ユーロ)がついてない。ダメじゃん!せっかくメモを見せてあげたのに~。二日目も愉快に更けて行くのでした。