東京は神楽坂のリストランテ。友人と夕食を共にした折、お店のマネージャーからクリスマスローズの原種のお話。ご近所のお花屋さんで買い求めたというお花を見せてもらった。最近よく見かけるような大振りのクリスマスローズではない。楚々とした印象が、なるほどこれが原種かと思わせる。
そして翌日。かかりつけの歯医者さんの帰り道。偶然通りかかったお花屋さんの店先に「クリスマスローズ 原種 ニゲル」の文字。真っ白な小振りの花。新幹線に乗ることも忘れて思わず購入。この「ニゲル」がクリスマスローズと呼ばれる所以の真っ白な花を咲かせるものだとか。ニゲルはヨーロッパの冬の寒さが早く到来する地方でクリスマスの頃に咲き、その花が真っ白なことから「クリスマスローズ」という愛称を得たようだ。
日本では、節分の頃に咲く。そう言えば少し似た感じの「節分草」という花がある。調べてみたら同じくキンポウゲ科の多年草だから、似ているのも道理か。でも、クリスマスローズに比べるとずっと小さい。
白からピンクや緑に色が変わる、とあった。確かに庭に植えて数日後にはうっすらピンク色に。