ORTA SAN GIULIO 二日目 (2012.10.03 Wed.)

20121009-235646.jpg快晴。今日の出来事の前に昨夜の夕食。食前酒はサロンでいただいて、ピエモンテの白からスタート。イタリア語のメニューをお願いしたらすごい時間がかかった。仕舞い込まれていた!?(笑)お水の種類がたくさんあり、こちらもやはり地元産を。これがめっぽう旨い!初々しいカメリエーレに伝えると誇らしげに説明をしてくれた。お料理は二人共前菜+プリモ。食後は私だけチーズを少しもらい、二人でデザートワイン。これもピエモンテに。ワゴン二つで出てくるチーズの種類はさすが。そして美味しい。カッフェを美味しい小菓子(ピッコロパスティッチェリア)と共ににいただいてご馳走さま。お料理は手放しで「うんうん!」と頷くまでは行かず。なぜだろう。

さて、本日は島へ。島に渡るボートは公共で一人往復4ユーロ。時間は決まっているようで決まっておらず。人数が揃ったら出る、という感じ。この人数も適当(笑)こういうイタリアの適当さ(=臨機応変)って好き!私たちのボートは6人で出発。湖面が陽を受けてきらきらとキレイ。島に上がってBasilica di San Giulioへ。そしてぐるっと島を歩く。静かで美しい。戻るボートは行きよりたくさん。Sacro Monteへ向かう前にまずはお昼。名前にピンと来たLA LOCANDA DEL BUON RIZO。グルメ犬、面目躍如。設えのセンスも良くて、お料理も洗練と素朴がいい塩梅。ワインの品揃えにもセンスが感じられる。カップルで経営していて、女性がフロア、男性がシェフ。イノシシのプロシュットとイチジクの赤ワイン煮添え。お野菜をモリモリ食べたい気分だったので、野菜サラダをもう一品の前菜にしてもらい、野ウサギのラグーの手打ちパスタを一皿。お料理はここで止めて、珍しくやぎだけじゃなく二人揃ってドルチェ。う~ん、ドルチェも美味しい。最後にカッフェ。このカッフェに添えられたビスコットもいいお味。こうなるとセコンドも食べてみたいなぁ。

いい気分で外に出て、サクロモンテへ向かう。San Francescoに捧げられた至聖所。フレスコ画で飾られた20の礼拝堂は聖フランチェスコのエピソードが彫刻(テラコッタ)で語られている。とても素晴らしい。NHKの番組で見て以来訪れたいと思っていた。

いったんホテルに戻る。夕ご飯はどうしよう。お昼のお店に行っちゃおうか?と二人仲良く同じ気持ちで再訪決定。昼夜二回はちょいと恥ずかしいけど、夜はセコンドを食べるのだ。そう、気になっていたあのお料理を。という訳で着替えて再び繰り出す。フロントで明晩のリストランテの予約。こちらもセコンドを食べてみなければなるまい。

お店を開けて目が合った途端、二人ともちょっとはにかんで笑い合う。同じテーブルについて気分はもうお馴染みさん(笑)ピエモンテのシャンパーニュ方式の泡を頼み、お昼と違う前菜に、イノシシの煮込みのセコンド。ピエモンテの甘。このデザートワインがこれまた美味しくて大満足。お勘定のときにシェフもいたのでみんなで記念撮影。若いお二人(夜はもう一人の女性スタッフ)これからもがんばって欲しい。

思い掛けない良い出会いに満ち足りて就寝。