待ち合わせの12時少し過ぎに宿のオーナーが無事迎えに来てくれた。コルマールはストラスブールに次いでアルザス第二の町とのことですが、一番と二番では人口がまったく比べ物にならないらしい。コルマールは約7万人。近くにソニーやリコーの工場があると宿のオーナーから教えてもらう。
宿はアパート形式。キッチン付のメゾネット。場所もよく素敵な宿。オーナーはメルセデスに勤める若きサラリーマン。好青年です。
まずはお昼ご飯。宿は旧市街のど真ん中という絶好のロケーション。目に留まったレストランに。満席。名前を残して少し町を散策。告げられた時間に戻って無事テーブルに着く。頼んだワインは来ないし、お水のグラスはないし、担当の女性があまり仕事ができない上、お店自体も少しわさわさしている。遅れて隣のテーブルに座った男性が英語でこのお店がオープンして三日目でまだスタッフも慣れていないことなど説明してくださる。ふむふむ、そうだったのですね。話しかけてくださったのをいいことに助け舟をお願いする。そのおかげで無事ワインも来たけれど、カラフェからグラスになっていた。ふむ、まぁ、よしとしましょう。オープン直後なのに大人気とあってお料理はとても美味しい。そしてグラスで出てきたピノがこれまたたいへん美味。お料理は、やぎはベックオフ Baeckeoffe、私は前菜からフォアグラを。頼んでいないけれど野菜サラダも出てきた。後からわかったことですがBaeckeoffeには野菜サラダが付くのが決まりのようです。デセールはやぎがチョコレートムースを、私はデザートワインを。カッフェがデセールの前に出てきたのはいただけない。そしてお勘定。いやな予感が当たって間違っていた。というのもよそのテーブルでお勘定が間違っていたし、前述した通り赤ワインが最初のオーダーと違って運ばれてきたので、もしやきっと、と思ったのだ。案の定。英語を話すチーフクラスの方が経緯をすぐに理解してくれて事なきを得る。それにしてもあのセルヴーズ。彼女にこの仕事は向いてないかも。行く末がちょっと心配。
夜はチーズやプロシュットを買ってきて、オーナーからのプレゼント、クレマンを楽しむ。キッチン付の宿ならでは。今日から4泊5日、ホテル滞在とは違った楽しい滞在になりそうです。
プロシュットやチーズを買ったお店もとてもいいお店でした。そのお店のお兄ちゃんにラグビー日本代表どうしちゃったの、と聞かれちゃった(涙)最初の試合がとてもよかったのに、次の試合は、って。でも南アフリカに勝たなければ、スコットランドに負けてもこういう質問はされなかったよね。ひとつひとつ階段を上ろう。行きつ戻りつは世の常。負けずに、がんばっていこー。
**コルマールの食はこちらで