2007年9月26日(水・mercoldi)晴 ■Ragusaへ■
市場でドライトマトをごっそり買い込み、列車で次の町ラグーサへ移動。1693年の大地震で倒壊した後、西に広がる高台に新しい町Ragusa Superioreを建設。同時に昔からのRagusa Ibraもその土地を去り難かった貴族たちにより復興。宿泊先のB&Bはイブラにある18世紀の館。ベルを鳴らすも誰も出てこない。しまった!ここもこの時間は人がいないの!?と冷や汗が出たがしばらくして呼び鈴を押すと応答があった。ほっ。やさしく話す物腰の柔らかいシニョーラ。部屋も広く、バスルームも広い。隣りの部屋も眺めがいいので私たちのために鍵を開けてくれていた。ここでも快適に過ごせそうだ。
夜、ラグーサの空に真ん丸のお月さま。とてもきれい。
Photo:左 宿のテラスからの眺め /右 細い路地からサン・ジョルジョ教会Chiesa di San Giorgioを見る
I piatti di oggi
2007年9月27日(木・giovedi) 明方雷雨 のち 晴れ ■Modicaへ■
Antica Dolceria Bonaijutoでチョコレートリキュール(試飲したら美味しくて思わず買ってしまった)と白胡椒入りチョコレートをお土産に。
道案内を買って出てくれたおじさんのお喋りが分かりにくかったのは、彼が話していたのもモディカ弁だったからかなぁ。このおじさん、道はわかるから遠慮しようと思ったのだけれどそんなことはお構いなし。ほらそこは危ないよ、車には気をつけないと、道路を渡るときはよく左右をみて、と細かい注意。小学生じゃないんだけどと苦笑いしつつ、親切な気持ちはうれしいです。
夕食はラグーサに戻りIl Baroccoで。
Photo:左 サン・ジョルジョ教会Chiesa di San Giorgio@Modica Alta/右 教会の前からBassaの町を観る
I piatti di oggi
2007年9月28日(金・venerdi) 晴 ■キラキラキラキラ二つ星■
結果は、食べ切れなかった(涙)パスタとセコンドは二人で一人前をシェアだったのにもかかわらず。レンズ豆の呪いで体調が若干思わしくなかったことを差し引いても、敗北である。シチリア一とうたわれるシェフは気さくでよくテーブルを廻っていた。どでかいマネージャーも雰囲気があるしサービスもいい。パンも自家製で美味しい。お料理もファンタジア溢れ一つ一つが美味しいのは確かなのだけれど、私たちには少し重い。どのお皿も同じ重たさ、と感じてしまうのも敗因のひとつか。
とにかく最後はひたすら横になりたかった。これほどまでの敗北感はアルバでの白トリュフづくし以来。歴史に残る一日になった(笑)
明日は陶器の町Caltagironeへ。+つづく+
Photo:左 Ragusa Ibra全景/右 イブラの町の一角