2007年10月1日(月・lunedi)晴 ■Cataniaへ■
バスは空港に寄らなかったので(降りる人がいなかったから。でも乗る人はいなかったのだろうか...)予定より早くカターニアの市内に到着。タクシーでホテルに向かいチェックイン。荷物を置いていつものように取り合えず町へ出る。大きな町はうるさくて少々疲れ気味。広場、Piazza del Duomoのバールで遅い朝食。野菜のグリル、ムール貝、プロセッコ(グラス)、ビール(小)、カッフェで€30.00。
お腹を満たし町の守護聖人、聖女アガタのカテドラーレ Cattedrale di Sant'Agataへ。純潔の若き聖女アガタは極悪非道な高官クィンティアンの求婚を断ったため、無残な拷問(乳房を切り取られ、焼けつく石灰の上を引きずられた)を受け250年に殉教したそうだ。聖女アガタの遺物が納めれているカテドラーレはとても大きい!!そして壁に溶岩が使われている。円形闘技場 Anfiteatro romanoも溶岩をくりぬいて作られていた。さすがエトナ山近し!
広場にはやはり溶岩で出来た「象」がそびえる。象の上にはエジプトのオベリスクが乗っている。1736年建造の象の噴水 Fontana dell'Elefante。人間を動物に変えたという8世紀の魔術師、エリドルスの象だと言い伝えられ、エトナ山の活動(噴火)を沈める力を持つと信じられていると持参したガイドブックには載っているが、どうやら諸説あるらしい。
夜は素材にこだわる、メトロ Metro Ristorante-enotecaへ。白ゴマが使われていたマグロのタルタル、マグロも新鮮でとても美味しかった。
Photo:左 象の噴水/右 聖アガタのカテドラーレ
I piatti di oggi
2007年10月2日(火・martedi)晴 ■Pescheria探検!■
町を歩いていて偶然もう一つのメルカートを見つける。それはPiazza Carlo Albertoにあって、こちらは女性客が多い。塩漬アンチョビを売っていたお兄さんがモリモトコール!ここのアンチョビは木の樽に入っていてとても美味しそう。メルカートの楽しみはすべてのモノが量り売りということ。日本も昔はそうだったけど、どんなものでも少量から気兼ねなく買えて嬉しいシステムです。しかも計りが分銅を使った昔ながらのもの。これも味があっていいんだよねぇ。そして噂の立ち飲み「CHIOSCO」も発見。
夜はペスケリアの入り口にあるAmbasciata del Mareへ。友人がカターニアを訪れたときホテルのお兄さんに教えてもらったものの一杯で入れなかったお店。カターニアと言えば、Antica Marinaの名前もよく挙がりますね。さて、お待ちかねの夕食は、生ガキ、イワシのカターニア風、ウニのパスタ、イカ墨のパスタ、魚(一尾)のグリル、ドンナフガータの白ワイン、€70.00。生ガキは最高。ウニのパスタはペスケリアで味見したそのままの風味。変に手を加えてなくて美味しい。普段は断然タコ派ですが、シチリアはイカが美味しいので、イカ墨パスタも安心して。味に厚みがあり美味。白身魚のグリルも日本で食べる魚の味に近く甘味もありとてもいい。魚の名前は失念。タカベを少し大きくした感じ。確かRから始まる。セコンドの魚や魚介はどれもグラムで値段が決まる。ショウケースで選んだら重さが量られ料理の仕方のメモと共に厨房へ。丁度その様子が見られる席だったので楽しい。旅行者も多いお店だったけれど、カメリエーレの対応も好く、9時頃からは地元の人も加わり賑やかな良いお店。地元客が魚介のパスタや魚介料理に赤を合わせる人多し。というか見る限りみなジモチーは赤を魚介に合わせていた。流行り?というか合うのか!?むろんマグロなど、合わせられるものあるとは思うけれど、マグロではなかった...
疑問を抱きつつも満足し就寝。明日はぴゅ〜っと北へ。+つづく+
Photo:左 ペスケリア/右 立ち飲み「CHIOSCO」
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