2008年10月4日(土・sabato) 快晴 風強し ■イタリアのミオパエーゼ!■
ホテル大移動事件の前にはしっかり観光。二度目となるCertosa di Paviaへ、初めてのnさんをご案内。バスを降りてうっかり反対側へ歩き出してしまったようだ。年配の女性に道を尋ねたら、やさしく頭を撫でられた。えっと、かなりの大人なんですけど(笑)お陰様で無事に到着。う〜ん、何度見てもすごい!ゆっくり内部を堪能し、外のバールで喉を潤す。今夜はお楽しみの夕食ゆえ、お昼は控えめに。ビールとガチョウのサラミのみ。そして町に戻り、前述の大騒ぎがあり、一時はどうなることかと思ったけれど無事に着物に着替え、ホテルのロビーに集合。メンバーはnさんとミラノ在住のTさん、そして私たち。なんとTさん、きものを着て列車でパヴィーアに。しかも帯はミラノで(ミラノでですよ!)自作した友禅の帯!驚愕です。
ひとしきりお喋りした後、連れ立って毎年のお約束になったアンジェロシェフのお店に。今夜は大勢でさらに楽しい夜。シェフも心なしかいつもより浮き浮きしている。nさん、Tさん、美女連のおかげ?(笑)今夜は、白トリュフは時間が経って茶色になった方(Maturo)が香りがいい、ということを知った。へぇ〜。何でもかんでも新しいものを喜びがちな昨今のニッポン人ですが、イタリアに来るとこんなものも熟成させるの?という驚きがある。会話も弾みワインも素晴らしくあっと言う間に時間が過ぎる。人生で最も大切なものは「楽しい時間、美味しい食事、それらをシェアできる家族や友人」だと再認識。縁あって出会った人たちとこれからもそのご縁を紡いで行きたい。シェフたちにもまた会えますように。ミラノに戻るTさんとリストランテの前で別れ、nさんと三人、足取り軽くホテルに戻る。数日まだ滞在が残っているnさんとは別に、明日は帰国の途。トラブルもなく毎日が愉快だった。出会った人たち、訪れた場所、すべてに感謝。また来年!
Photo:左 Certosa di Pavia入り口/右 Certosa di Pavia中庭