2009年10月03日(土・sabato) 晴 ■アウグストの町■

11時のバスで州都・Aostaへ。バス停までホテルの男性スタッフが送ってくれる。春もいいので、またぜひ来年もお会いしましょうって。来年は無理だけれどまたいつか訪れたい!バス停近くの広場では何やらフェスタをやっていた。こんなに人がいたの?という程賑やか。大急ぎでぐるっと回る。チーズ、パン、木工品の屋台。それに音楽隊が出ていた。う〜ん、残念。わかっていたらあと一泊。いやお金が続かないか(笑)

アオスタのホテルは普通のホテル。でも清潔で便利な場所にあるからこれはこれで良し。チェックインを済ませ、よさげなエノテカでグラスワインとおつまみのお昼。おつまみはチーズとサラミの盛り合せで€7。このお店、La Vineriaは大きなヒット。スイスに住んでいる日本女性と少しお喋り。週末に行き来ができるなんて、羨ましいなぁ。

お腹を満たしたら、Foro Romana、Ponte Romana、Arco di Augustoなどローマ時代の遺跡を見て回る。そうこの町は名前でもわかる通り、Augustoが作った町なのです。土曜日のせいか町もにぎやかだ。

夕食はLe pelerin Gourmand。Spaghetti in Curryという小海老とドライトマトが入ったパスタをオーダー。ちょっと焼きそばっぽい。なかな美味しい。あとはトリッパの煮込み、野菜サラダを。トリッパはジャガイモとトマトが入り、さっと煮てあってとても美味しかった。グラスで、泡・白(Pino Gri)・赤(tretta)を。カッフェにはクッキーのおまけ付き。このお店、グラスワインがとても充実していた。

アオスタの町は半日もあればと聞いていたけれど、なかなかどうして見応えがあって、半日では足りないと思う。

Photo:左 コーニュの音楽隊/右 アオスタの広場

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2009年10月04日(日・domenica)晴 ■目指すは、モンテローザ!■ 

イタリアは週末に広場に屋台が出ることが多い。この日も出ていた。さっそく地元の特産品、持ち帰りやすいもの、干し栗など購入。

アオスタを拠点にあちこち足を延ばすことができる。まずはMonte Rosaへ。Verresでバスを乗り換えてSt Jaquetまで。ペンネ・アラビアータ、トマトとハム・マヨネーズのパニーノ、そしてビールのお昼を取ってからモンテローザの麓まで約2時間歩く。とても美しい景色。ヴァッレ・ダオスタのトレイルは、初心者から上級者まで、ランクが一目でわかるようになっていて、分岐点には必ずサインがあるので、迷わず自分にあったコースを選択できる。それにしても本当に気持ちがいい。山を歩くのってこんなに楽しかったんだ!思う存分、山の景色を空気を楽しんで、行きとは違ったコースを辿り、帰路に着く。

夜はまず昨日見つけたエノテカでアペリティーヴォ。お店の人たちに教えてもらったRistorante Praetoriaへ。細ネギのリゾット、ミネストローネ、赤ワインハーフ、焼きリンゴ、リンゴのソルベ・カルヴァドスがけ、そしてカッフェ。お店の設立記念(何周年かは失念)特別ボトルのグラッパをサービスしてもらう。キュートなエチケットで美味しかった。旅先の人情はまことに嬉しいものなり。空には真ん丸お月さま。

Photo:左 モンテローザ(4,643m) /右 トレイルの標識

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2009年10月05日(月・lunedi)晴 雲多し 夜小雨 ■本日はチェルヴィーノ(マッターホルン)アタック!■ 

Chatillonでバスを乗り換え、Valtournenchまで。まずはここでお昼にする。看板が可愛くて目に飛び込んできたLa Maison du Coq Rougeへ。鮭の薫製とトマトのパスタ、ヴァルドスターナ風ニョッキ、グラスで赤ワイン、パンナコッタにカッフェ。なかなか美味しい。お腹がぺこぺこでお店がありそうな雰囲気だったのでバスを飛び降りてしまった私たち。帰りのバスの時間を考えるとこれ以上近づくのはちょっと無理だなぁ。近くへ行くと湖があってとてもきれいなところのようだから、残念だけど... ともかくCervinoの勇姿は見たのででよしとしよう。20番のトレイルを少し歩いて戻ることにする。さっきまできれいに見えていたチェルヴィーノが帰る頃にはすっかり雲の中。雰囲気のいいバールでカッフェを飲んで15時10分のバスで戻る。夏はきっとすごいのだろうけれど、今の季節、観光客は私たちだけだ。

夜はアオスタ一と言われるVecchio Ristroへ。オラータのカルパッチョ、ピンクグレープフルーツ添え。お肉と赤ワイン、チーズを使ったソースのタリアテッレ、メインはウサギちゃん。付け合わせのポテトとお野菜もおいしい。赤ワインハーフ、セミフレッドのチョコレートムース、私はデザートワイン、アヴァン・デセールノのソルヴェもシナモンの風味がきいていてとても美味。カッフェで〆。エレガントなお店なのに気取りすぎていなくて居心地がいい。最後にここに来てよかった!明日はクールマイヨールへ。+つづく

Photo:左 ヴァルトルナンシュから見るチェルヴィーノ(4.478m)/右 20番トレイル

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