2009年10月09日(金・venerdi) 雨 のち 曇 ■トリノへ■

9時45分のバスでアオスタへ。10時45分着。ここから列車でトリノへ。バスを降りて帽子を忘れたことに気付く。すぐにツレアイがバスを追いかけるも間に合わず。切符売場のシニョールにその由伝える。たいへん親切且つ迅速な対応で約15分後に無事二人の帽子は戻ってきた。よかった!日本では「イタリア」とひと括りにイメージされがちですが、さにあらず。人々の対応も料理同様地方性、郷土性に富んでいる。

12時36分発のトリノ行きの列車まで時間があるので、勝手知ったるアオスタの町でお買い物。ドライポルチーニ、そしてお弁当にプロシュット、フォッカッチャ、ドルチェなど。トリノまでバスも運行しているが、空港からのバス同様、バス停がちょいと不便な場所にあるため、列車を選択。

イタリアの旅のスタート地点に戻り、最初と同じB&Bへ。ただいま!という気分。まずは何を置いても「ビチェリン」を飲まなくちゃ。すでにロケハンは済ませてある1763創業のAl Bicerinに急ぐ。いや〜ん、美味し過ぎ。ツレアイなぞは飲み切った途端にもう一杯!って叫んでましたよ(笑)普段甘いものに興味がなくてもこれは外せないですね。そして今日はツレアイのお誕生日。夜はB&Bのマンマも太鼓判のオステリア PORTA DI POへ。美味しい料理とワインをいただきながらのんびりした時間を過ごす。明晩は早めに切り上げる予定なので、こんな風にリストランテで食事をするのも今回は今夜が最後。おかげさまでとてもいい締め括り。後はもう一日を残すのみ。

Photo:左 ビチェリン/右 オステリア界隈のの夜景

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2009年10月10日(土・sabato)晴 ■ミッションはカッフェめぐりとお土産ショッピング■ 

週末のせいか、どこもかしこもすごい人!特にチョコレート屋さんのグイドゴビーノ Guido GobinoがあるVIA LAGRANGE はめちゃすごい。グイドゴビーノを目指して歩いていて、とても流行っているお店を見つけた。道路に並んだ テーブルも店内の席もいっぱい。待っている人もいる。 どの人もパスタを食べている。どうやらパスタ屋さんらしい。 気になって入ってみると、美味しそうな生パスタがケースに並ぶ。1872年創業のPASTIFICIO DEFILIPPIS というお店だった。食べたいっ!でも残念。私たちはお昼を済ませたばかりだった。 せめてもと乾燥パスタを買う。くるるんと愛らしい形のショートパスタ。 袋にはBOTTONI DI SEMOLAとある。こんな風に思いもよらず素敵なお店に巡り合えるのも旅の楽しみ。そしてグイドゴビーノ。こちらもたいへんな繁盛振り。日本でも買えるけれど、ここにしかないものもあるので、そんなアイテムをメインにお買い物。しかしゴビーノ氏は、新宿伊勢丹のイタリア展出展のために不在。残念な行き違い。お土産ショッピングの合間にカッフェめぐりも。Mulassano, Caffe San Carlo, Pepinoなど。お菓子屋さんのストラッタ Stratta(Piazza San Carlo, 191)で頼まれたマロングラッセも忘れずに!

途中、美味しそうなお総菜屋さんも発見。美味しいフリッタータをテイクアウトしてもらい頬張る。骨董市にも出合う。気に入ったものを少しおまけしてもらい購入。たくさんの素敵な出会い。いつの間にかトリノも大好きな街になっていた。

B&Bのマンマに夕食にお誘いいただくが、明日が早いので後ろ髪を引かれながら辞退。楽しかった旅を反芻しながらパッキングを済ませ、まだまだ旅を続けたい気持ちを胸に眠りにつく。今年のイタリアもたくさんの人々の親切に支えられた。もちろんときどきはむっとすることもあるけれど(笑)でも私たちはイタリアが大好きだ。欠点も含めて好きなのだ。愛しい人よ、また来年!

Photo:左 Pepino /右 トリノ歌劇場

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