青い空、紺碧の海、心温かな人々、今回旅したイタリアは想像以上に素晴らしかった。
そんなすてきな余韻を持って、帰り着いた成田。なんとまた荷物が出てこない。
そんなばかな、行きも帰りもロストバゲージだなんて。何かの間違いじゃないか。
きっと最後に出てくるに違いない。そんな気持ちを余所に虚しく廻るターンテーブル。
諦めて、KLM職員のいるカウンターへ。げげっ、10人以上はいるぞ。そんなにロストするものなのか。
信じられないが、どうやら事実のようだ。それなのに、対応の職員はたった一人。それもひどく
手際が悪い。行きのロストがあったにせよ、これまでKLMには良い印象があった。それにこの時点
では行きのロストはアリタリアの可能性もあった。しかし、帰りはローマからKLM。このロストに
ついては疑いの余地はなかった。とにかく書類に必要なことを書き込んで帰路につく。
家に帰ったところで新たな衝撃の事実が。積み忘れていたと思ったものが、どこを探してもない。
やはり記憶にあった通り、ちゃんとスーツケースの中に入れたんだ。どうやら行きのロストで
通関されたときに紛失したらしい。くぅ。長い間愛用しているダンヒルのバッグ(これは折り畳めるので
帰りに増えた荷物を入れるのにとても便利。海外へ行くときは必ず携帯する。)と衣類が一着。
すぐにアリタリアに連絡するも、通関時に紛失した荷物を探し出すのは至難の業、との答え。
保険である程度保証されるけれど、どんなに大切なものでも重さから換算した保険金額とのこと。
そんなぁ(涙)
相談の結果、クレジットカード付帯の保険の方が今回のケースは良いだろうとのことで、カード会社へ
連絡。手続きは少々面倒だったものの、対応は素早くある程度の金額はすぐに振り込まれた。
でも、なくされたものと同じものはもう買えないし、当時支払った金額を遙かに下回るもの。残念無念。
ちなみに、行きのロストバゲージに関わる諸費用も保険で支払われた。例えば荷物が見つかるまでに
必要なものを購入した費用など。なので、もし不幸にもロストになって必需品等購入したときは
忘れずレシートを保管しておきましょう。
行きも帰りもロストバゲージという、思わず笑ってしまう出来事で、今回の旅はますます忘れがたい
ものとなりました。
ちゃんちゃん(笑)