2005/9/22(木 giovedi)晴 ■出発!■

今年はミラノまでANA+ルフトハンザ。フランクフルト経由。フランクフルト空港ではかなり時間があったので、ビールとソーセージを楽しむ。ビールはヴァイツェンとドゥンケル、ソーセージはローズマリーがきいたニューンベルグ地方のもの。どれも美味しかった。幸せな気分でミラノまで。

ただしゲート近くのSegafuredo ZANETTIのカプチーノは信じられないくらい不味かった。ここのを飲んだらサンフランシスコのセガフレードのカッフェが美味しく思えてきた(笑)さてフルトハンザ、シートがなんと皮!そしてとても座り心地がいいのです。客室乗務員も感じ良くテキパキと仕事をこなす。ANAも、座席が寒かったことを除けば非常に快適なフライトだった。

マルペンサ空港近くのホテルに宿泊。午後10時30分着のフライトだったが、このホテルは送迎ありなので心配なし。電話をしたら15分程で迎えに来てくれた。部屋に着き、ほどなく就寝。


2005/9/23(金 venerdi)晴 ■イゼオ湖■

送迎バスで空港へ。シャトルバスに乗り、ミラノ中央駅へ。ブレシア Bresciaでロンバルディア線に乗り換えてイゼオ湖 Lago d'Iseo、湖畔の町イゼオ Iseoへ。パニーノを買い列車の中でお昼。このパニーノ、だいたいどこで買っても美味しい。ところでブレシア駅の国鉄窓口のおじさんはすごく感じが悪かった。信じられないくらい。人の質問にはゼスチャーでなくてちゃんと喋らんかいっ。コンピュータがダウンしたのだって、そっちの問題でしょうが。と鼻息荒くなる。

イゼオの町は湖の南端に面した、のんびりした雰囲気が漂う心地よい町。ホテルは少し離れた場所にあるけれどその分静かでゆったりしている。フランチャコルタ地方へ、という単純な理由で選んだ場所だが、幸先のいいスタートをどうやら切れそうだ。この頃にはおじさんの一件もどこへやら。

夕食はIl Volto。町には日本人というかイタリア人以外の観光客はまず見ない(ただしホテルにはゴルフ目的の外国人団体が滞在していた。私たちも外国人なんですが、ゴルフ目的ではない・笑)。国内の観光客も季節外れのせいかほとんど見かけない。それなのになんとお店では日本人のカップルが働いていた。妻はカメリエーラ。夫は厨房で修業。ちょっとびっくり。日本人はあちこちで修業してますね〜。こちらのメニュー、お料理が考案された年代が書いてあるのが面白い。洒落た盛付けでお値段はちょい高め。


2005/9/24(土 sabato)晴 ■モンテイゾラへ■

湖に高々と浮かぶ島、モンテイゾラ Monte Isolaへ。ヨーロッパの湖に浮かぶ島としては最大らしい。あまり知識もなくとにかく船に乗る。多くの人が降りるところで、私たちも下車。国内の旅行者らしい人たちが乗るバスへ一緒に飛び乗る。これが大当たり!モンテイゾラのてっぺんには聖地 santuarioがあった。バス停からてっぺんを目指して歩く。途中の景色もいいし、聖地からの眺めも素晴らしい。途中猟師さんを良く見かける。ここでは何が獲れるのだろう?普段お肉は滅多に食べないけれど、ジビエは別。

聖地の下の小さな集落。そこのバールでお昼。奥では日用品から食品まで何でも売っていて、手前がバールになっている。パンに美味しそうなサラミを挟んでもらい、ビールと一緒にパクつく。う〜ん、美味しい!しかし、島の人たちが話している言葉が全然わからない。私が話しかけるとイタリア語で答えてくれるけれど、会話を聞いていると、どこへ来たの!?という感じ。これも旅の醍醐味です。

お腹を満たして下山。途中栗の木がいっぱいあり、ぼたぼた落ちてくるから気をつけなくちゃ。葡萄を摘んでいる光景にも出会いました。写真を撮っていたら男性が「ワイン好き?」「大好きです」と答えると「ブドウも好き?」と。「ブドウも好きです!」と答えると手に持ち切れないほどのブドウの房を持たせてくれた。嬉しいけれど、どうしよう(笑)一口食べると、甘くて美味しい。カバンをごそごそ探したら、スーパーの袋が出てきた。よかった!

バスを待たず、船着き場まで歩く。気持ちいい〜。フランチャコルタで喉を潤す。とても美味しいオリーブがついてきた。島にはオリーブの木もたくさん。偶然見つけたエノテカでオリーブオイル Olio D.O.P Monteisolaを購入。お隣のガルダ湖のオリーブオイルも良いものがある。きっとここのも美味しいぞ。そう言えばバスで上に上るとき結婚式へ参列する一団がいた。どうやら近くで披露宴のようだ。お花屋さんが三輪車で花束を運んできた。とてもすてきだったので写真を撮らせてもらう。「うちのオリジナルなのよ」とお姉さんがニコリ。とても満ち足りた気持ちで島を後にする。

夕食はAl Castello。馬を食べる。ひひ〜ん。


2005/9/25(日 domenica)晴 ■ブレシアへ■

朝から自転車を多く見かける。イタリアは自転車が盛んだけれどそれにしても多い。それもそのはず、レースがあるようだ。ホテルと駅の間にスタート地点があった。いるわいるわ自転車野郎。結構年配の方がおおいのがさすがイタリアか。少しスタートを楽しんでブレシア Bresciaへ。バッジョが以前プレイしていた街、という認識だがガイドブックには武器産業の中心地とある。う〜ん。ちと複雑。

国鉄の駅から街の中心地へ歩く。印象は少し荒っぽい。でも街の中へ入って行き歩き回るとエレガントな通りへ出る。やはり自分の足で歩かなければ。適当歩いていたら行ってみたいと思ってリストアップしていたオステリアのひとつOsteria al Bianchiを偶然見つける。「求めよ、さらば開かれん」ですね!お店の前ではすでにグラス片手に赤い顔したおじさんなど。いい雰囲気です。外のテーブルに座る。ひっきりなしに人がやってきて私たちの期待も高まる。

ハウスワイン(と言っても美味)の白ハーフ、ミネラルウォーター、フレッシュきのこ(3種類ほど)のパッパルデッレ、栗のニョッキ・肉のラグー、サラダを注文。すばらしく美味しい。季節の味をきどらずしかし丁寧に料理している。こう言うものが食べたかった!特に栗の粉で作られたニョッキは特筆すべき。栗の自然の甘みとお肉のラグーのマリアージュがいい。隣の人が注文したリコッタとほうれん草のニョッキも美味しそう。しかしなんとも巨大なニョッキ。ひとつがジャンボ餃子くらいの大きさです。ナッツとチョコレートのドルチェを二人でシェアしてカッフェを飲んで、€26.50。お値段にも大満足。

ロンバルディア線でイゼオへ帰る。今宵も幸せな気持ちで眠りにつく。明日はマントヴァ Mantovaへ。+つづく


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