2001年7月19日(木)

Expo二日目。今日もかなりの人出。ゆっくりひとつひとつブースを見て回る。ウェブのアドレスが入った付箋紙やボールペン、シールなどを配るところが多い。紙袋も最近の日本のエキスポに比べ多い。巷では景気減速と言われているが、まだアメリカの景気の良さを感じる。procreateのブースではカードに絵を描いて引き替えにとウサギのマーク入りTシャツをもらう。結構かわいいけれどやはりサイズはXL、せめてLにして(涙) ソフトではToon Boon Studioと言う2Dのアニメーションソフトが面白い。ブースやカタログのセンスもいいぞ。今日も大人気のMayaブースではDavid Kirkの絵本「Little Miss Spider」をアニメ化したKleiser-Walczakのデモを見る。お話も絵もかわいい。その他Wild BrainやSony Pictures Imageworksのデモも興味深く、結局長いことMayaブースで過ごす。カフェコーナーではiBookを買って大はしゃぎの三人組。夜はThe Red Catで夕食。友人から借りたWineSpectaterのNY特集に載っていた。ホテルからそれほど遠くないし、なんとなくピンと来るものがあって選んだお店。ビンゴ! 雰囲気も良くワインも充実、お料理も美味しい。ビストロと言った感じなのでそれほどドレスアップしなくても良いのも旅行者には有り難い。ワインはグラスでもかなりの種類を楽しめるので、一人でも行きやすいしあまり飲めない人も楽しいと思う。ちゃっかりスタッフのお姉さんと仲良くなる。フランスはボルドー出身とのこと。ふふふ、これでボルドーに行くときも安心である(笑)

2001年7月20日(金)

Expo最終日。この日はエキスポの合間にGuggenheimu Museumへ。建築家Frank Gehryの特別展をやっていた。私は彼の建築物よりオブジェやデッサンの方が好き。夜はミュージカルを観る。最初は友人がとても面白いからと勧めてくれたThe Blue Man Groupの「Tube」を見るつもりだったけれど残念売り切れ。金曜の夜だから他も無理かなぁと思いつつ「The Phanton of The Opera (オペラ座の怪人)」に挑戦。Majestic Box Officeに直接電話をして席を予約。劇場のチケットボックスで受け取る。高い席しか残ってなかったけれど、せっかくだからとセッカク星人になって観に行く。劇場(Majestic Theatre) に入りまずはワインを。席に座り始まるのを待つ。オーケストラ席の中央より少し前。とても見やすい席である。舞台はと言うとすべてがパーフェクトで文句なし。演出も歌も歌い手もそして舞台の作りも素晴らしい。ただ劇場の中がとても寒い。エアコンががんがんきいていて本当に寒い。夏にNYに行く人は気をつけよう。とにかくきれいに安全になったNYで、今までにないほどリラックスしてぶいぶい楽しめた一週間だった。

2001年7月21日(土)

Macworld Expoもニューヨークの街も満喫してJALで帰国。空港で朝食を取ろうと入ったお店が地元NYのビール屋さん。たまらず朝からブルックリン・ラガーをぐびっと(笑) そう言えば今回はMetsの試合以外、マンハッタンから出なかった。ブルックリンも楽しいスポットがたくさんあるようなので次回は探索してみよう。そう言えば最初に訪れたときの宿泊先(姉の友人宅)はクィーンズだったな。あのときは大雪でボストンに足を延ばすつもりが出来なかった。街でスキーをしている人がいたっけ。こんな大雪を見られて君はラッキーだよって言われたなぁ。確かに雪が積もったニューヨークは美しかった。そんな昔のことをぼんやり考えていたらフライト時間になる。待っている人が少ないので、これは空いているんだと内心大喜び。機内に入ってびっくり。すでにたくさんの人が乗っている。これってNY発じゃないの? そうサンパウロからの便でした。と言うわけでまたも満席(涙) 隣の女性もブラジル人のようだ。ブラジルはポルトガル語だけど、ふとしたときに彼女がイタリア語を話したように聞こえたのでイタリア語で話しかてみる。なんと、リオ出身でイタリア人と結婚してトリノに住んでいるらしい。と言うわけで共通語のイタリア語で会話がはずみ楽しいフライトになる。初めての日本。友人宅に一ヶ月滞在するとのこと。メールアドレスを交換して別れる。日本は22日の日曜日。暑い。冷夏で涼しかったNY。楽しかった滞在を思い出しながらニッポンの夏を楽しむことにしよう。前半編はこちら


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